社会福祉法人聖母福祉会基本理念
『子どもたちをわたしのところへ来させなさい。』
妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。
(聖書 マルコによる福音書 10章13節より)
神様に一番近い所にいる子どもたちに、愛の精神をもって仕えることが、わたしたち聖母福祉会に勤めている者の務めです。この聖母福祉会に神様が呼んでくださったことへの感謝を忘れずに子ども一人ひとりの尊厳に向き合いたいと思います。
天使園子どもの家の保育
子どもが今、やりたがっていることが、今、その子にとって必要なことと考えます。子どもをよく観察し、興味や関心を活動に生かし、柔軟にクラスを運営していきます。保育士の膝や友達と共感しながら、わらべうたや絵本を0歳からたっぷり楽しみます。給食は園独自の献立でおやつも手作り。食材の持ち味を大切にしながらも安全性に配慮しています。そして父母と職員の会の活動を中心に、父母と職員が共に子どものより良い育ちに手を繋いでいきます。私たちの保育園は「天使園子どもの家」…子どももそしてお父さんお母さんも卒園した子どもたちにとってももう一つの「おうち」でありたいと願っています。
健康で
命を大切にする子ども
食べること、眠ること、触れ合うこと、仲良く遊ぶこと等日々の生活の中で育まれることを大切にします。沢山受容されて大切にされて育った人は、自分も、人の命も大切する子に育ちます。
自分の考えを
はっきり言える子ども
ことばは人が人として生きる基本です。わらべうた遊びや絵本の世界にひよこ組から親しみ、ことばへの感性を育む環境に配慮します。自分の意志が尊重され許容される生活が伸び伸びと表出できる子どもを育てます。話し合い活動を通して、いろんな人がいて、いろんな考えがあることを知っていきます。
意欲的に創造し、表現できる子ども
風に触れ木々や草花と遊び、青い空や遠くを走る電車に歓声をあげる。土や石ころや水とたっぷり戯れる。自然物の摂理に触れ美しいと感じる心、不思議に引き込まれることなど人間が本来持っている感性を大切に見守っていきたいと思います。その子のありのままを伸び伸びと表現して欲しい。子どもの表現は心の表出です。
おもいやりをもち、
仲間を大切にする子ども
兄弟姉妹のような異年齢の交わり。赤ちゃんの時から毎日一緒に天使園で暮らす仲間。お父さんやお母さんが力を合わせて行事を運営する姿、保育士の姿勢やことばかけを子ども達はしっかり見ています。まさに仲間の中で育っている天使園の子どもたち。人と人がつながる、人と協和する喜びや楽しさをいっぱい体験して欲しいと思っています。
困難に負けず、
がんばる子ども
子どもは伸びたがっています。幼児期なりの魂に触れるような挑戦が豊かな感情を育むことを私たちは子どもに教えられました。 がんばった後には必ず達成感や出来た喜びがあることを自分の身体や心で実体験して欲しいと思っています。頑張る力は自立と自律につながると考えます。